足の小指の力、見くびっていませんか?実は、バランス改善と痛み解消のカギはココ!
1.足の小指、気にしたことあります?
ふくらはぎの外がはっていたり、腰痛、首のコリなんかでお困りではないですか?
😥「マッサージをしても一時的にしか楽にならない…」
こんな経験、誰にでもあると思います。
実は、その原因は足の小指にあるかもしれません!
🧔🏻👩🏻足の小指!?
そう思われた方、ぜひ読んでいってください。
小指って、ぶつけた時に痛いくらいにしか思っていませんか?
親指の方が踏ん張れる感じもするし、存在感も大きいですよね。
だけどこの小さな指が、身体のバランスや姿勢にとって非常に重要な役割を果たしているんです。
この記事を読めば、こんなことがわかります。
- 小指が使えないとどうなるか
- 小指はどんな風に働いているの?
- 小指エクササイズで、小指を使えるようになろう!
エクササイズは一日5分もかかりません。
「こりゃ小指が大事だ!」
と思われた方は、ぜひ実践してくださいね😊
もしかしたら、付き合いの長い足のハリや腰痛とオサラバできるかもしれません!
2. 筋膜と経筋から考える小指の重要性
ちょっと前から筋膜リリースなんて言葉も聞くようになりましたね。
筋膜というのは簡単に言ってしまえば、全身タイツです。
人は、皮膚の下に薄い膜を全身にまとっているわけです。
(引用:ストレッチマン)
経筋とは東洋医学の考えで”筋膜同士の繋がり”を指します。
筋膜を服のシワに例えてみましょう。
一部分だけシワがよっていたとしても、シワの影響は全体に出ますよね。
これと同じことが筋膜でも言えます。
さて、この筋膜と経筋の観点から身体を観てみましょう。
▼小指はどういったつながりを持っているのでしょうか
(引用:ツボ:跗陽(ふよう)のご紹介 | おかだ鍼灸院)
おわかりいただけますでしょうか。
全てが身体の後部で繋がっています。
どこかに”シワ”が寄ると、関連する場所に影響が出やすい、というのが経筋の考え方です。
小指が上手く使えないと、以下の影響が考えられます
- モモの裏に余計な力が入る
- 腰に余計な力が入る
- 首に余計な力が入る
言い換えると、小指の踏ん張りがきくと、後部筋肉の働きが分散されて、疲れにくくなるんですね。
3.足の小指が身体全体に及ぼす影響
X脚やO脚の方はいらっしゃいますでしょうか。
僕はトレーナーをやっていて感じていることがあります。
X脚やO脚のお客様のほとんどが、小指に問題を抱えているんです。
そして、小指に力が入りやすくなるトレーニングをしてあげると
「しっかりと足が地面についてる感じがして立ちやすくなった!」と仰っていただけるんです。
他にも、小指の踏ん張りがきかないということは、どうしても外側に荷重がかかりますから
太ももの外側やお尻の外側にハリが出てきてしまいます。
小指でこの働きを分散させてあげることにより、お尻のハリがなくなってスッキリとしたシルエットで立てるようになる、という効果も見られます😊
足のゆがみを、内転筋を鍛えたりストレッチすることで治そうとしても
一時的にはよくなることはあっても、根本的な解決にはなりません。
どの足の指で踏ん張れているかをチェックすることが大事になります。
O脚やX脚の方の場合、多くは小指が寝てしまっていることが多く小指に上手く力を入れられず踏ん張れていないことが多いです。
以下のセルフチェックでぜひチェックしてみてください。
3-2.セルフチェック
ご自身の足を床に置いて、小指を外側に広げてみましょう。
上手く広げられない場合、小指が寝ている状態です
▼正常な小指の向き
(引用:マッサージボール | 株式会社インナー・ファクト)
▼踏ん張りがきかない状態。小指が寝て内側にもぐりこんでます。
(引用:寝指の改善に5本指靴下を! | ゆびのば.com)
寝指は、第一関節が曲がって指が伸ばせなくなっている状態です。
このせいで働くべき筋肉が働いてくれていないんですね。
小指を伸ばして使うことで、使えていない筋肉を鍛えてあげることが寝指改善のアプローチになります😊
▼実際に体感してみてください。
寝ている状態だと、外に体重をかけたときに踏ん張りがきかないんですね。
▼これを小指が使えると…
足の外側(画像➡の部分)に力が入っているのがわかりますでしょうか?
この状態を常に作っていけるよう、どんなエクササイズをしていけば良いか解説していきますね。
4.小指を鍛えるエクササイズ
このエクササイズは特に、普段使えていない弱っている筋肉を使うため、足をつることもあるかもしれません😥
しかし、ある意味で上手く鍛えられてる、という証拠になります。
なるべくつらないように最初はゆっくりと行い、慣れてきたら強度を上げると良いです😊
★虫様筋のエクササイズ
▼最初はこんな状態
▼手で小指を真っすぐ伸ばしてあげる
▼小指の関節が曲がっていない状態で、指を押す(これを20×2セット)
★外側のアーチを作るエクササイズ
▼すべての指が地面についている状態から始める
▼小指を上げて、足外側のアーチを作る(5秒キープx5セット)
★できるだけ親指は浮かないで、小指を意識できると良いです。
5本指ソックスを履くようにすると、デスク作業中にも机の下で運動しやすいのでお勧めですよ👣
5. まとめ
いかがでしたでしょうか。
親指の陰に隠れてあまり働いてないように見える足の小指ちゃんですが
実はかなり肝心要の役割があるということがわかっていただけたでしょうか。
長い間積み重ねてきた身体のクセは一朝一夕でよくなるものではありません。
しかし、小指を意識することから始めるだけで、驚くほど脚のハリが軽くなることもありますよ!
「いままでお疲れ!これからもよろしく!」
と、小指側もしっかりマッサージをしていたわってあげてくださいね😊
最後に注意点ですが、
過度な外反母趾や内反小趾などは、セルフで何とかしようとせず、
まずはお近くの整形外科にご相談くださいね。
おまけ
🙋🏻じゃあ親指とか薬指とか、中指はどうなんじゃい!?
そんな方のために、経筋的にどう繋がりがあるか一覧にしてみました。
・親指 :身体の内側と連動。内転筋群、股関節や腹斜筋など。わかりやすく言うと内ももや体幹部。
・人差し指・中指 :体の前側、脛骨筋や四頭筋、腹直筋など。
・薬指 :身体の横側。大殿、中殿筋や大腿筋膜張筋など。
ご参考までに😊